アイトリガー編集部
信頼できるデジタルマーケティングパートナーとして、クライアントとともに成長していくことを行動指針として活動する、プロフェッショナルなマーケター集団。実戦で得た経験をもとに、リアルな打ち手と課題解決のヒントをお届けします。
なぜ“人はいるのに機能しない”のか?この背景には「リソースの不足」そのものではなく、リソースの偏りと機能不全が潜んでいます。
本記事では、SaaSマーケ組織特有の課題を整理し、3ヶ月で戦略と実行を前進させる方法を解説します。
目次
なぜ“人はいるのに機能しない”のか?
SaaS企業のマーケティング責任者からよく聞くのが、こんな声です。
実はこの背景には「リソースの不足」そのものではなく、リソースの偏りと機能不全が潜んでいます。
本記事では、SaaSマーケ組織特有の課題を整理し、3ヶ月で戦略と実行を前進させる方法を解説します。
一般的なBtoBと比べ、SaaSマーケには次のような特徴があります。
この環境では「人材のスキル偏り」が大きな問題になります。
例:
こうした偏りはやがて、
といった深刻な事態を招きます。
戦略を描くためには、まず事業計画とマーケを数字でつなぐ必要があります。
例:
ここまで逆算できれば、「広告で◯件、ウェビナーで◯件、SEOで◯件」という形でチャネルごとの必要数値が見えてきます。
逆算した数値に対して、全チャネルを均等に回すのは不可能です。限られたリソースの中で「やること」と「やめること」を決めなければいけません。
判断基準はシンプルに3つです。
この基準で優先順位をつけると、「今期は広告とウェビナーに集中、SEOは外注で最低限、ABMは来期準備」といった判断ができます。
チャネルを決めても、「誰が何をやるのか」が不明確だと体制が機能しません。
マーケ業務は大きく4つに分けられます。
この4つを「内製すべきか」「外注できるか」で切り分けるのが重要です。
こうして整理すると、「社内は戦略と判断に集中し、外注にタスクを任せる」という体制が見えてきます。
戦略を立て、体制を動かすには3ヶ月がひとつの目安です。
このサイクルを3ヶ月で回すことで、「戦略が立たない」状態から「計画と実行が結びついた体制」に移行できます。
「戦略が立たない」状態は、メンバーや施策の数が足りないからではなく、数字と優先順位と役割分担が整理されていないことが原因です。
まずはこの3つを整理することから始めてください。
弊社のMRMサービスでは、こうしたマーケ施策の実行から戦略設計、さらにはナレッジの移転することで内製化のサポートまで行っています。
より具体的な進め方や事例をご覧になりたい方は、下記のリンクからご確認ください。
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アイトリガー編集部
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